ice break(アイスブレイク)
研修会や参加型学習会など、初対面の人が集まる研修の場において、緊張感をほぐし、気持ちや体をリラックスさせるために行う活動のことである。内容は、はじめはお互いの自己紹介やあいさつのような簡単なものから、グループワーク、簡単なグループゲーム、レクリエーションなど、特に決まった手法を指すものではない。最初にアイスブレイクがうまくいくと、緊張感を解きほぐすだけではなく、チームワークを高めたり、お互いの信頼関係を築いたり、発言をしやすくできたりと、今後に繋がるようなメリットが多く生まれる。最近の企業は研修内容のクオリティを追求するだけでなく、アイスブレイクにも力を入れている企業も増えている。
Role-playing(ロールプレイング)
実務にもっとも近いシチュエーションで、参加者や相手にクライアントやお客様の役割を演じてもらい、そのやりとりの中で、実務上の改善点や問題点をあらいだしたり新たなポイントを発見し、基本的なテクニックやマナーを身につける。実際の立場の逆(お客様視点)の立場で物事を考えることもできるので、長所や短所も見えてくることも多い。話し方やマナーの技術が身につくとともに、仕事への基本的な考え方や応用力といった能力を習得しやすい。ロールプレイングはコールセンターや営業の電話の訓練をするときにも活用されている。
internship(インターンシップ)
インターンシップとは、学生が在学中に企業内で業務を実体験することである。自らの率先して学習内容や将来の進路などに応じて行なう実習訓練のことである。インターンシップを導入する企業は年々増加傾向にあり、学生の早期の抱え込みや、企業のブランディングの向上という目的もある。
Coaching(コーチング)
コーチングとは人材を開発するための一つの方法である。コーチングされる側の個人の能力を可能な限り引き出し、それにより個人の問題をはかったり、スキルの向上を実現することを目的とする。
本人の自主的な取り組みによって、スキルやパフォーマンスの向上、コミュニケーションスキルの向上を図るための方法。コーチングの手法として、常に指導者は対等な立場で物事を考え、対象者に気づかせるように誘導していくという方法もある。(誘導コーチング)
Human Assessment(ヒューマン・アセスメント)
組織や個人が持っている能力や特徴・特性を色々な角度から分析・測定し、特質を把握することである。
分析をする際は「360度多面評価」や「性格検査」、「適性検査」、「職業適正検査」などを用いることが一般的である。この結果によって部署配属や昇進、能力開発、採用の判断基準などの人事考課にも使われている。